かかりつけ医と地域医療連携について
☆気軽に相談でき、親身に話を聞いてくれる医師、
患者の背景まで診てくれる医師を「かかりつけ」にする
かかりつけ医とは、日本医師会では健康に関することを何でも相談でき、必要な時は専門の医療機関を紹介してくれる身近にいて頼りになる医師のことと定義しております。
身近にどんなことでも相談できる医師がいれば、その病院やクリニックを窓口として適切な医療へとつながっていきます。
クリニックは身近で受診しやすく、いろいろなことを相談できる「かかりつけ」として地域に根差した診療を行うことが多いです。
患者の家族構成や生活環境なども含む実生活を考慮した診療を行えるのがメリットであり、役割でもあると考えます。
病院とクリニックはどう使い分ければいいですか
まずはかかりつけ医を受診して、必要に応じて他の医療機関を紹介してもらうようにされると良いと思います。
医療機関がそれぞれの特徴と役割を明確にすることは国の方針でもあり、クリニックにはかかりつけ医として地域の医療の窓口となることが求められています。
また、大規模病院に患者さんが集中して、本当に必要としている人が診療を受けられないという事態は避けなければなりません。
このため、400床以上の病院は外来診療に任意の特別料金を設定できるので、特別料金をかけないためにはクリニックや他の病院からの紹介状が必要です。
どの診療科を受診すべきかわからない時はどうすればいいですか
例えば、風邪のようだという時に、咳が続くなら呼吸器内科、鼻の症状が強い場合は耳鼻咽喉科など、目立つ症状をもとに判断するのは一つの方法です。
近くにその診療科を掲げている医療機関がないこともありますが、まずはかかりつけ医を受診すれば良いと思います。
他の医療機関の受診が必要と判断されれば、適した医療機関を紹介してもらうこともできます。
地域医療連携について
当クリニック通院中に入院検査・治療が必要になったときは、その患者さんにとってより適切と考えられるより高度な医療機関を紹介し、外来受診、場合によっては入院という具合に病診連携(病院と診療所の連携)を行っていきます。
一方で、病状が安定している方は、高度医療機関からクリニックへ紹介されてきます。
このような病診連携・診診連携(診療所と診療所の連携)は厚生省の指導のもとで勧められており、高度な専門病院は入院検査・治療を中心に診療を行うように、機能分担化が進められています。
また、当クリニック院長は国立東京病院の地域医療連携部長を努めていたため、北多摩5市(西東京市、小平市、清瀬市、東久留米市、東村山市)の医療機関などとの医療連携のやりとりを通して築いた経験を活かし、コンサルタント医として適切にアドバイスや支援、また症状にあった近隣の医療機関へのをご紹介が可能です。どうぞお気軽にご相談下さい。
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